時短勤務はいつまで適用されるの?子育てと仕事の両立のための時短勤務のすすめ!|軽作業・内職依頼は低コストで短納期の【手作業マーケット】箱詰め、シール貼りなど
2025/06/12 基礎知識
時短勤務はいつまで適用されるの?子育てと仕事の両立のための時短勤務のすすめ!

「子育てと仕事の両立って難しい」
そんな風に思っている子育て中のママさん。
時短勤務ってご存知でしょうか?
時短勤務にすることで、子育てと仕事の両立はグッと楽になります。
ここでは、知っているようで実はあまり詳しく知られていない時短勤務についてご紹介致します。
時短勤務とは?
時短勤務とは、正式には短時間勤務制度のことで、育児・介護休業法により定められた制度のことです。
1日の労働時間を通常よりも短くした勤務形態のことをいいます。
実は時短勤務は、子育てや介護などとと仕事の両立が難しい人たちをサポートするために、事業主に義務付けられている勤務制度であるということをご存知でしょうか?
ということは、「うちの会社にも時短勤務制度ってあるのかな〜?」と思っているあなたが勤務されている職場にも時短勤務制度はあるということなのです。
「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行なう労働者の福祉に関する法律施行規則」において時短勤務は、1日の所定労働時間を原則として6時間とするとされています。
これには、フレックスタイム制や出退勤の時間の変更も含まれます。
通常、企業が就業規則に定めている所定労働時間は8時間が大半ですが、企業によっては、所定労働時間を8時間ではなく7時間45分としているところもあります。
これに合わせて、時短勤務に関しても、5時間45分から6時間までの範囲が許容されています。
企業によっては、30分単位で、6時間前後の時間を選ぶことができるところもあります。
時短勤務を考えている方は、まずはお勤め先に相談してみましょう。
時短勤務のメリット・デメリットについて
まずは、時短勤務のメリットについてみていきましょう。
時短勤務のメリット
時短勤務のメリットとしては、おもに3つあります。
- ワークライフバランスが整う
- 子育ての時間を確保することができる
- 心にゆとりができる
時短勤務は、産休・育休明けに職場復帰した皆さまにとって大変嬉しい制度です。
仕事はしなければならない、しかし子育てや介護もある・・・
このような皆さまにとって時短勤務は、いわば救世主のようなものです。
時短勤務をうまく取り入れることによって、身体的にもかなり楽になると同時に、何より心にゆとりを持つことができます。
心にゆとりが持てるようになると、子育てや介護もスムーズになりますので家庭円満にもつながります。
時短勤務は、自分はもちろん家族が幸せになれる制度でもあります。
時短勤務のデメリット
次に、時短勤務のデメリットについて見ていきましょう。
- 給与が減る
- 仕事の時間が減るため、仕事が中途半端になる
- 時短勤務を快く思わない社員との間に亀裂が生まれる
時短勤務になれば、働く時間が短くなるため、当然給与が減ることが大きなデメリットといえます。
また時短勤務ということは、仕事にかける時間が少なくなるということです。
仕事が中途半端になってしまったり、そのことがストレスになる可能性もあります。
それと同時に、時短勤務する人を快く思わない社員もいないともかぎりません。
心無い言葉をかけられたりすることもあるかもしれません。
まだまだ時短勤務については、残念ながら周囲の理解が得られないといったこともあります。
このようなデメリットもあるということを知ったうえで、今後時短勤務を検討してみてください。
時短勤務するための条件とは?

時短勤務の導入は、企業の義務ではありますが、時短勤務を利用するためには、以下のような一定の条件があります。
- 子どもが3歳に満たない子を養育している
- 1日の所定労働時間が6時間以下でない労働者
- 日雇い労働者でないこと
- 短時間勤務制度が適用される期間と育児休業が重ならないこと
- 労使協定により適用除外とされた労働者ではないこと
時短勤務は正社員だけのものというイメージがある方が多いと思いますが、実は上記の条件を満たしていれば、パートや有期雇用で働く人でも利用することができます。
時短勤務はいつまで適用される?
時短勤務の適用条件のひとつに、「3歳未満の子どもを養育する労働者」といいう条件があります。
3歳の誕生日の前日までが時短勤務の適用期間ということになります。
企業によっては、3歳から小学校就学までといった独自の時短制度があるところもありますので、お勤め先に確認してみてください。
介護を目的とした時短勤務の場合にも適用期間があります。
介護の場合には、取得した日から連続する3年以上の期間となっています。
時短勤務の給与について
時短勤務を利用したときの気になる給与についてご紹介いたします。
以下に計算式を示しますので、ぜひご自身に当てはめて計算してみてください。
計算式
基本給(月額)×月の合計実労働時間÷月の合計所定労働時間
月額の基本給が20万円だとした場合を例に挙げ、時短勤務にした場合の給与を計算してみましょう。
基本給20万円×月の合計労働時間(6時間×20日)÷月の合計所定労働時間(8時間×20日)=150,000円
この計算から、これまで20万円の給与だった方は、時短勤務にすることになり15万円になるということが分かります。
まとめ
時短勤務にすれば、心身的にも楽になり子育てや介護と仕事の両立が少しはしやすくな李ます。
ただし、メリットもあるように手取りが減る、仕事や人間関係に支障が出るというデメリットもあることを忘れずに・・・
残業についても免除してもらうこともできる場合がありますが、企業によって異なるので、お勤め先の就業規則でご確認ください。
また休憩時間に関しても注意が必要です。
労働時間が6時間以下の場合には休憩がなくても違法ではありませんので、企業によってはもしかすると休憩を取ることが難しいこともあるかもしれませんのでご注意ください。
いずれにせよ、時短勤務は健康で仕事も子育ても頑張りたいあなたを応援してくれる制度です。
ご自身に合っていると思ったら、ぜひ時短勤務を取り入れて、イキイキとして毎日を送っていただきたいと思います。