派遣切りに合ったらどうする?失業したらもらえるお金と対策!|軽作業・内職依頼は低コストで短納期の【手作業マーケット】箱詰め、シール貼りなど
2025/03/04 基礎知識
派遣切りに合ったらどうする?失業したらもらえるお金と対策!

「派遣切り」は、派遣で働いている方にとって脅威です。
ニュースでよく取り上げられていたこともあるので、いつ派遣切りに合うかと
ドキドキされている派遣労働者の方もいらっしゃることでしょう。
また、まさに今、派遣切りに合っているという方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、派遣労働者として働く方々のために、派遣切りについて詳しく解説してまいります。
派遣切りになる理由、また派遣切りされないための対策、また万が一、派遣切りをされた時の対処法などもご紹介いたします。
派遣切りとは
派遣切りとは、派遣労働者の契約が解除されたり更新されないことによって、派遣先で働けなくなることを言います。
派遣労働者は、派遣会社と雇用契約を結んでいます。
そして派遣会社が、派遣先企業と労働者派遣契約を結び、派遣労働者を企業に派遣します。
そのため、企業と派遣会社の契約が打ち切られることになれば、派遣されていた労働者は、派遣先で働けなくなるのです。
解雇との違い
同じく派遣労働者が働けない状態を指す解雇という言葉があります。
解雇は派遣切りとは、意味合いが変わります。
厚生労働省の定義によると、解雇とは派遣会社と派遣労働者間の契約を契約満了を待たずに途中で解除することとされています。
派遣切りの理由
一時期、社会問題にもなっていた派遣切りですが、主な理由は3つです。
- ① 派遣先企業の経営状況悪化
- ② 派遣労働者の能力や態度の問題
- ③ 派遣3年ルールを避けるため
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
派遣先企業の経営状況悪化
企業の経営状態が悪化した場合、コスト削減のために真っ先に行なわれるのが人員整理です。
正社員より派遣労働者にかかる人件費を削減したほうが企業としては手っ取り早いため、企業は経営が悪化した場合、まずは派遣切りを行なうのが通常です。
派遣労働者の能力や態度の問題
派遣労働者の能力が低く、業務に支障がある場合、また遅刻や欠勤が多いなど勤務態度が悪い場合などは、派遣切りの対象となりやすいといえます。
派遣3年ルールを避けるため
派遣労働者は、同じ企業で働くことができる期間が3年と定められています。
3年以上同じ組織で働き続ける場合は、派遣先で直接雇用したり、派遣元で無期雇用するなどといった契約に切り替える必要があります。
企業側としては、さらに人件費が増えることを避けるために、派遣切りをする場合があります。
このような派遣切りは違法!!
派遣切りには、違法となる場合があります。
どのようなケースが違法となるのか、見ていきましょう。
ここでは、2つのケースについてご紹介いたします。
30日前までに契約解除の予告がないケース
厚生労働省では、派遣切りについて以下のように定めています。
- 有機労働契約が3回以上更新されている場合
- 1年以下の契約期間の労働契約が更新または反復更新され、最初に労働契約を締結してから継続して通算1年を超える場合
- 1年を超える契約期間の労働契約を締結している場合
上記の通り、契約解除の予告がない場合は、違法となる場合があります。
派遣切り・契約解除の理由が合理的でないケース
合理的ではない理由とは、以下のようなケースが考えられます。
- 何度も契約を更新してきた派遣労働者が契約更新の意思があるにも関わらず、派遣先企業が特別な理由もなく拒絶した場合
- 同じような業務を行なっている別の派遣労働者の方が、契約の更新回数が多く、契約期間の通算も長いにも関わらず、契約回数も期間も少ない派遣労働者が派遣切り・契約解除となった場合
- 派遣先が更新や直接雇用を期待させる発言をしたにも関わらず、派遣切り・契約解除に至った場合
派遣切りされないためにできる対策とは?

ここまで派遣切りについてご説明してまいりましたが、できれば派遣切りにあいたくはないですよね。
派遣切りにあわないようにするために、今あなたができることがあります。
「派遣切りに合ったらどうしよう」と不安に思う前に、今できることをしてみませんか?
スキルアップに努める
能力不足により派遣切りにあうというケースを防ぐには、スキルアップに努めることが大切です。
ご自身のスキルアップをすることにより、企業側になくてはならない人材になりましょう。
勤務態度をよくする
遅刻・欠勤が多い場合は、派遣切りの対象になりやすいです。
また仕事中によくサボっている、居眠りをしているなどといった方も、派遣切りの対象になります。
心当たりがある方は、今すぐ改めましょう!!
勤務態度が悪いという理由で派遣切りにあった場合、派遣会社からも解雇される可能性があります。
働き口がなくなることになりますので、要注意です。
派遣切りにあった時の対処法
上記について気をつけていても派遣切りにあうこともあります。
万が一、派遣切りにあった場合にはどのようにすれば良いのでしょうか?
まずは、派遣会社に相談しましょう。
理由が分からない場合は、企業と交渉をしてくれるかもしれませんし、別の企業を探してもらうことも可能です。
またどうしても派遣切りが合理性に欠けるものであると思う場合は、弁護士やハローワークに相談するという手もあります。
契約期間の途中で派遣切りをされた場合には、派遣会社に休業手当を請求することが可能です。
雇用期間満了までは、派遣労働者と派遣会社間での契約は続いています。
この契約の途中であれば、休業手当をもらうことができます。
また次の仕事が決まるまでは条件を満たしていれば、雇用保険から失業保険を受給することができます。
この場合、ハローワークでの手続きが必要です。
まとめ
派遣切りにあわないように、自分自身を高める努力は必要ですが、努力をしていても理不尽な派遣切りにあうことは皆無ではありません。
万が一、派遣切りの理由に不満がある場合、また違法に派遣切りにあったと感じる場合には、派遣会社や弁護士、ハローワークに相談しましょう。