軽作業の仕事「梱包」ってどんな仕事?包装との違いや仕事内容について|軽作業・内職依頼は低コストで短納期の【手作業マーケット】箱詰め、シール貼りなど
2024/03/20 内職作業
軽作業の仕事「梱包」ってどんな仕事?包装との違いや仕事内容について
「軽作業の仕事を探しているんだけど、よく見かける「梱包」って仕事ってどんな仕事?」
このように梱包の仕事について知りたいという方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
「そもそも梱包と包装って何が違うの?」
このような疑問をおもちの方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、軽作業の仕事のひとつ「梱包」についてご紹介いたします。
梱包とはどんな仕事?
梱包は、輸送を目的に段ボールなどに商品を入れて包装する荷造りのことです。
経験がない方でもすぐに働くことができるので、軽作業のなかでも人気の仕事です。
JIS(日本産業規格)によれば、梱包の意味は以下のとおりです。
梱包とは、輸送を目的とした木製容器、鋼製容器、段ボール製容器などによる放送のことで、荷造りと呼ぶこともある
※プラ推進協会(容器包装の機能と役割)参照
このように、梱包は、発送する商品や内容物をクッション材を使用したり段ボールに詰めたりして頑丈に包むことです。
配送中に商品が破損しないようにするための大切な工程のひとつだといえます。
梱包とよく似たほかの言葉との違いとは?
梱包に似た言葉に、下のような言葉があります。
- 包装
- 個装
- 外装
- 内装
- 荷造り
- パッキング
それでは、それぞれの言葉について、JISによる定義や、梱包との違いについて見ていきましょう。
包装
JISによる包装の定義
物品の輸送、保管、取引、使用などにあたって、その価値および状態を維持するための適切な材料、容器、それらに物品を収納する作業並びにそれらを施す技術又は施した状態
※プラ推進協会(容器包装の機能と役割)参照
包装は、輸送にかぎったことではありません。
モノを包む行為=包装であるのに対して、梱包は輸送のための包装です。
包装には「工業包装」と「商業包装」があります。
工業包装は、物品を製造業者から中間業者に発送するために行なう包装です。
それに対して、商業包装とは、商業取引があった際に、商品の取り扱いの方法として行なう方法のことを指します。
包装のほうが、梱包より幅広い意味をもつことが分かります。
個装
JISによる個装の定義
物品個々の包装で、物品の商品価値を高めるため若しくは物品個々を保護するための適切な材料、容器、それら物品に施す技術又は施した状態。
商品として表示などの情報伝達の媒体にすることもできる。
※プラ推進協会(容器包装の機能と役割)参照
キャンディーの包み紙のように、商品をひとつずつ包装するのが、個装です。
外装
JISによる外装の定義
包装貨物の外部の包装で、物品もしくは包装物品を箱、袋、たる、缶などの容器に入れまたは無容器のまま結束し、記号、荷印などを施した材料、容器、又は施した状態。
※プラ推進協会(容器包装の機能と役割)参照
輸送や保管の際に、商品が汚れないように、また破損しないように商品を守るために行なうのが、外装です。
一番外側になる包装のことです。
内装
JISによる内装の定義
包装貨物の内部の包装で、物品に対する水、湿気、熱、衝撃などを考慮した適切な材料、容器、それらの物品に施す技術又は施した状態。
※プラ推進協会(容器包装の機能と役割)参照
外装と個装の間の包装のことを内装と呼びます。
湿気や光、熱などから商品を守ることを目的に行なわれます。
荷造り
荷物を輸送しやすいよう梱包することを荷造りといいます。
梱包、包装、パッキングなども荷造りに含まれます。
パッキング
袋や箱などに製品を詰めることにより、荷物にする作業がパッキングです。
梱包と大きな違いはありませんが、しいて言うなら、梱包は運送目的に包む方法であり、パッキングは商品として実際に販売するものが対象となることが多いといえます。
梱包の種類について
梱包についてさらに理解を深めていきましょう。
梱包の6つの種類についてご紹介いたします。
梱包の種類には下記の6つがあります。
- 段ボール梱包
- 軟梱包
- パレット梱包
- スキッド梱包
- スチール梱包
- 木材梱包
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
段ボール梱包
その名のとおり、段ボールを使って梱包する方法です。
商品の発送の際にはもっとも利用される方法でもあります。
オリジナルデザインの段ボールBOXを使用する企業もあります。
軟梱包
軟梱包とは、紙やプラスチックフィルム、アルミ箔、布といった、柔らかくて軽い素材を使った包装のことを指します。
フレキシブル包装とも呼ばれています。
軟包装のメリットは、包装用の材料が大量生産が可能であるためコストパフォーマンスが高い点、医療用や食品などの包装など幅広い用途に利用できる点が挙げられます。
パレット梱包
パレットと呼ばれる木製やプラスチックでできた荷台に、フィルムで包装した発送物を積んで梱包する方法です。
この方法は、製造工場から運送会社に運搬するといった、輸送目的で利用されます。
スキッド梱包
木製またはスチール製のスキッドと呼ばれる荷台の上に発送物を積み、紐でしばり梱包する方法です。
コンテナに入りきらないような大きな商品や重量のある商品を運ぶ際に、この方法を採用します。
スチール梱包
スチール製の箱や容器で梱包する方法が、スチール梱包です。
木材梱包と異なり、検疫規則がないので、国外へ発送するときにも用いられます。
荷物の負荷がかかる部分だけスチール材で補強するという方法を取ることもあります。
木材梱包
クレーや箱、すかし箱などと呼ばれる木箱を使って梱包する方法です。
段ボールBOXでは、強度が足りないような重量のある商品を発送する際に使用されます。
検疫規制の関係上、海外への輸出には、あまり適していません。
梱包の仕事について
梱包についての理解を深めていただけたところで、ここからは梱包の仕事内容について詳しくご紹介したいと思います。
梱包の仕事は、おもに工場や倉庫、物流倉庫の出荷場で行われます。
例えば、工場などではベルトコンベアーで流れてきた工業製品を製品ごとに決まったBOXや袋に詰めて、段ボールに詰めます。
パッキングの方法によっては、梱包する製品や方法によりマニュアル化されていますので、決められた手順に沿って梱包すれば良いので、初めての方もスムーズに仕事を覚えていただけます。
企業によっては、梱包だけでなくピッキングや仕分け、検品といった作業も併せて行なう場合もあります。
こんな人が梱包の仕事に向いている
梱包の仕事には特別なスキルや資格は必要ありません。
マニュアルがあるので、誰でもすぐにできるようになります。
梱包が終われば、ローラーを使って出荷場に流すことも多いので、力仕事に自信がない方でも大丈夫です。
梱包の仕事は、次から次へと流れてくる製品を丁寧に間違いなく梱包することが求められます。
そのため、根気よく物事に取り組める方、コツコツと継続して作業ができる方、慎重な方、真面目な方が、梱包の仕事に向いているといえます。
梱包の仕事はどこで探す?
梱包の仕事がしたい方は、下記のような方法で仕事を見つけることができます。
- 求人サイトに登録し、スカウトや仕事検索で探す
- 求人誌で求人を探す
- ハローワークに登録して仕事を紹介してもらう
まとめ
梱包の仕事が気になっていた方も、この記事を読んでいただければ、どのような仕事かお分かりいただけたかと思います。
梱包の仕事は、資格やスキルも特に必要ないので、誰もが始めやすいです。