2024/04/29　内職作業

検品の仕事ってどんなことをするの？向いている人は？

求人票でよく見かける仕事に「検品作業」がありますよね。
「でも検品作業って具体的にはどんな事をするんだろう？」
こんな風に思っている方、多いのではないでしょうか？

ここでは、検品作業に関わった人でなければ、なかなか詳しい仕事内容まではよく分からない「検品作業」の仕事について、ご紹介いたします。

検品作業ってどんな仕事？

製造業などで完成した商品に問題がないかチェックする仕事が、検品作業です。
具体的には、出来上がった商品に、

• 傷がないか
• 破損個所はないか
• 数は合っているか
• 状態は基準を満たしているか
• 梱包された商品で間違いないか

このような点をチェックするのが、検品作業です。

検品作業の仕事は、これから出荷しお客さまのもとに届く商品が、不具合がないかどうか最終チェックする大変重要な役割を果たしているのです。

いろいろある検品作業！ポイントは、着目点！！

検品作業とひと言で言っても実は、検品が必要なチェック箇所はいろいろあります。
ここでは、どのような点に着目して検品作業を行なっているかについてご紹介いたします。
検品作業の種類として挙げることができるのは、以下の5つです。

• 不良検品
• 作動検品
• 混入検品
• 数量検品
• 出荷検品

検品作業の主流は、ベルトコンベアで流れてくる商品を、人の手でひとつひとつチェックする方法です。
上記に挙げたいずれも人の手によってチェックが行われていることがほとんどです。
それでは、それぞれの検品作業はどんなものなのか具体的に見ていきましょう。

不良検品

商品のなかに不良品が交じっていないかチェックするのが、不良検品です。
どんなに気を付けていたとしても、ふとしたことで不良品ができてしまうことはあります。
そのような不良品がお客さまの元へと行かないようにするのが、不良検品の仕事です。

作動検品

電子機器などが正常に作動するか試験動作を行なうのが作動検品の仕事です。
作動の確認はもとより、予期しない動作をしないかどうか、またバグなどが入っていないかなど、スマートフォンのアプリなどで確認することもあります。
不良検品と同じで、正常に作動しない製品がお客さまの手に渡らないようにすることが、作動検品の仕事です。

混入検品

異物が混入していないかどうかチェックするのが混入検品です。
特に食品であれば、異物が混入していると大変なことになります。
ひとつ異物混入が見つかれば、市場に出回っているすべての商品を回収することになってしまいます。
商品をご購入いただくお客さまに多大な迷惑がかかるとともに、企業にとっても異物混入は大打撃です。
そのようなことがないよう、混入検品は特に念入りに行なう必要があります。

数量検品

商品の数量が間違いないかチェックするのが、数量検品の仕事です。
これまでご紹介した検品に比べて、数を数えるだけの仕事なので、検品のなかでも初めての方でもすぐにできる検品のひとつだといえます。

出荷する際に検品することが多い数量検品の仕事ですが、商品が入荷した際にも、伝票どおりに商品が届いているかチェックするのも仕事です。
「数を数えるだけだから気楽～。少しぐらい間違えても大丈夫！！」と簡単に考えている方も多いかもしれませんが、数が合わないということ＝誤出荷ということになり、社内だけでなく取引業者間でも大変な問題に発展することもありますので、ただ数を数える仕事と簡単に考えない方が無難です。

出荷検品

出荷前の最終チェックを行なうのが、出荷検品です。
出荷検品とは、その名のとおり、出荷直前の最終チェックポイント、最後の砦です。
それだけに責任重大です。
この出荷検品を間違えてしまえば、間違ったまま出荷されてしまい、お客さまにご迷惑をおかけすることになります。
検品は、間違いがないよう何度も行ないますが、たまたまこれまでのすべての検品で見落とされていた、ということも多々あります。
「何回もすでに検品しているから大丈夫だろう」という先入観なく、緊張感をもって臨まなければならないのが、出荷検品なのです。

検品を行なう場所によって検品の種類は異なる？

上記に検品の種類を挙げましたが、検品を行なう場所によってどの検品を行なうかがほぼ決まっています。
検品を行なう場所というのは、次の2つです。

• 製造系
• 物流系

このうち、製造系の工場で行なう検品作業は、次の3つです。

• 不良検品
• 作動検品
• 混入検品

一方、物流系の倉庫で行なう検品は、次の2つです。

• 数量検品
• 出荷検品

検品作業に向いている人はどんな人？

ここまで検品作業について詳しくご紹介してきましたが、ここからは、検品作業に向いている人についてご紹介いたします。

検品作業に向いている人は、次の人です。

• 検品作業を楽しむことができる人
• 集中力を保つことができる人
• 細かい手先仕事が好きな人
• 同じ作業の繰り返しが苦にならない人

このような方が、検品作業には向いています。

検品作業のメリット・デメリット

「私は検品作業に向いているかも？」と思った方には、実際に仕事に就く前に、検品作業のメリット・デメリットについて理解していただきたいと思います。

検品作業のメリット

検品作業のメリットは、経験の有無、資格なしですぐに始められる点です。
また作業手順さえ覚えれば、あとは同じことの繰り返しなので、新しいことを次々覚える必要がありません。
検品作業は、シフト制勤務が多いため、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
副業などにも向いているといえます。

検品作業のデメリット

検品作業は、効率性重視です。
ベルトコンベアで次々に商品が流れてくるので、勤務時間中は、ゆっくり休んでいる暇はありません。
集中力を持続しながら、スピード感をもって性格に作業を行なわなければなりません。
立ちっぱなしの仕事も多いため、足腰に負担がかかるのはデメリットだと言えます。
また長時間同じ作業を永遠行なうため、目を酷使するので、疲れ目になりやすいです。

まとめ

検品作業は、単純作業なので未経験の方でも気軽に始めることができます。
また自分のライフスタイルに合わせて働くことができるので、子育て中や介護中、Ｗワークにも適しています。
上記に記した検品作業に向いている人に当てはまっているようであれば、この仕事は楽しいと思えるのではないでしょうか？

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